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おねえちゃんとバナナタルト

岡田加奈子先生のご逝去から1年、縁あって、岡田先生の妹さんのご自宅に行ってきました。

想い出の会から9ヶ月たち、悲しみの先にあるものを求めながら歩いてきました。

妹さんからは、「おねえちゃんのプライベートの話」、私たちからは「岡田先生の教育・研究者としての話」、涙あり、笑いありの時間を共有させていただきました。

写真は、修了生の結婚式で祝辞を述べる岡田先生。妹さんも私たちも共通点、岡田先生は「カッコいい」。

「おねえちゃん」が持っていたものを片付けるのではなく、「使って欲しい」、そういった気持ちから自宅に訪問される方々に岡田先生ゆかりのものをもらってもらっているそうです。「物」ではなくて、「想い」を分けてくれているのだと私は思います。私もいただいてきました。

私にもおねえちゃんがいます。1つ違いのおねえちゃんです。外ではもちろん「姉が、〇〇」というように話しますが、二人きりで私から話しかける時は、何歳になっても「おねえちゃん」と言ってしまいます。小さい頃は、女子プロレスのようだとケンカばかり、特に思春期の頃は口も聞かなかった。大人になってみると、私の一番の理解者です。家族には、晴れの日も、雨の日もありますよね。でもおねえちゃんはいつだって、日よけになり、雨よけになり、妹を守ってくれる存在です。1つ歳が違うだけで、お姉ちゃんと私のポジションは一生変わらないのだと最近思います。

妹さんのお話から、仲が良い姉妹だったこと、おねえちゃんを失うことは本当に大きなことで、私の想像を絶するような深い哀しみだということを感じました。

私にとって、岡田加奈子先生は、「大学人」であったけれど、妹さんにとっての「おねえちゃん」だった話を聞けたことは、岡田先生の人生に触れたように思えました。写真にあるバナナタルト、岡田先生が最後に口にした固形物だったそうです。

そのバナナタルトを、岡田先生にゆかりがある人が来た時に、食べてもらいたいと思い、作っておもてなししてくださる妹さん。どんな気持ちで台所に立ちながらバナナタルトを作ったのか、想いを馳せるしか、私にはできません。

私は病院勤務や祖母の介護の経験から「死」は「幸せ」と対であるという思いに至っています。「死」に関する本は読み漁りました。

「おねえちゃんだったらどう考える?」「岡田先生だったらどう考える?」

妹さんはこの1年、何か壁にぶつかったとき、「お姉ちゃんだったらどう考える?」と自問していたそうです。そして、私たちにも何かあったとき「岡田先生だったらどう考える?」と考えて欲しいとおっしゃいました。私は、これこそ岡田先生が残した財産だと思います。

岡田先生はもうこの世にはいない。でも私たちは考えることができる。「岡田先生ならなんて言うだろう。」そして、岡田先生が結びつけてくれた仲間たちに「岡田先生ならこう言いそう。」と言って、縁を広げ、知恵を創出させてくれると思うのです。岡田先生の代わりはいません。悲しみは癒えない。まだ涙が出てしまう。でも岡田先生が残してくれた仲間を大事にして、さらに縁を広げて、前向きに進んでいこう。それが岡田先生の望みだろうから。

妹さん、誘ってくれた岡田研究室の養護教諭のみなさん、ありがとうございました。

色々な人との出会いが自分を導いてくれます。

 

 

 

 

 



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