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日本の中のフランスを探しに…(東京国際フランス学園)

スリッパメンバー5人で、国際フランス学園の学校見学に行ってきました。

日本に唯一のフランス人学校で、幼稚園から高校生まで役1300人もの園児・児童・生徒が通います。教員の9割がフランス人で、その他1割は日本語・ドイツ語・ロシア語などを担当するために多国籍の教員がいるとのことです。

なので、もちろん会話はフランス語。スクールナースの小園さんもフランス語が堪能です。

夏休み中ということで、子どもたちはいませんでしたが、日本にいながら別世界を体験しました。

 

スクールナース小園さんとの出会いは、「インターナショナルスクールスクールナースランチセミナー」でした。毎年6月に行われていて、主に関東にあるインターナショナルスクールのスクールナースの研修の場です。スリッパメンバーは約4年前からそちらにも参加させていただいており、小園さんに出会いました。

小園さんは養護教諭ではありませんが、その活動内容はまさに養護教諭が行うものと変わりないものです。

 

保健室は、小園さんと日本語堪能なフランス人ナースルシルさんの二人体制です。

保健室の場所は運動場に面しており、すぐに外に出られる場所に位置していました。緑が多くとてもさわやかな印象の保健室です。

 

まずは校内を案内していただきました。

校内を一歩入ると感じる異国感。そこはもうフランスなのです。(実際のフランスの学校に行ったことはありませんが…)まず驚くのが、校内の色彩。壁や掲示物が日本のそれとは違います。

 

 

また、階段の表示に違和感が。日本で言う、1階はこちらでは0階と表示されていて、1階ずれているんです。

 

 

幼稚園と小学校低学年は固定クラスがありますが、それ以上の子どもたちには固定のクラスがありません。自分の時間割に合わせて、教室を移動します。なので、休み時間や空き時間(高校生になると空き時間ができる)は各々好きなところで過ごします。

 

7週ごとに約2週間程度の休みが設定されているため、授業日は朝から目いっぱいだそうです。高校生にもなると、朝8:00~18:00まで授業があります。クラブ活動はありません。高校卒業時に受けるバカロレア対策もあり、高校生は勉強に追われる生活になり、心身ともに疲れ切ってしまう生徒もいるようです。

また、卒業式がなく、みんなでピザを食べて終わり、というのもところ変われば常識も変わる、というのを感じました。

 

小園さんの保健指導はフランス本国の方針に沿って今年から急遽始めるようになったそうですが、体に関することから心のことまで、フランス語の教材を自作して保健指導を行っています。子どもたちの興味を引くために、アニメキャラクターを使うなどして独自の教材を作成されているそうです。目の指導の際には、都内にある眼科関係の協会に借りるなど、活用できる資源を上手に活用されていました。

 

その他にも、たばこや薬物乱用防止教室に元アルコール中毒患者さんを招いて開催したり、エイズ感染のキャリアの方を講師に招いたエイズ教育をしたりするなどされているそうです。子どもたちの反応も大きいそうで、効果的な指導となっているそうです。

 

見た目が美しい事も去ることながら、はつらつとした性格、保健室を覗いていくフランス人教員とのフランス語での会話、精力的な保健室経営…どれをとっても簡単にはまねできそうもありません。まぶしく輝くような魅力を持った方でした。子どもたちにとってもその存在はいい影響を及ぼしていることでしょう。

 

小園さん、ルシルさん、今回は訪問させていただく機会をいただきまして、どうもありがとうございました。

(加藤)



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