教えて達人8月のまとめと9月のテーマ発表

まだまだ暑い9月ですね。夏休みも終わりましたね。


さて、教えて達人8月のまとめです。→http://b.ibbs.info/sliper201908/

【SLIPERより】
2年目の養護教諭とのこと、一生懸命傾聴し、子供に寄り添おうと頑張っている姿が目に浮かびます。2年目であれば、自分がしていることに、迷い、そして、自信が持てずに仕事をしている時期だと思います。自分が学生時代に習わなかったことに直面することも多いでしょう。ですから、卒業した大学の先生に相談してみるのも良いでしょうし、管理職、近隣の先輩養護教諭、職場の同僚とも話をして意見を聴いてみましょう。
「なめられたら困る」「なめられないように厳しくする」これは生徒指導の上でよく言われることです。しかし、現代的健康課題を抱える子供にとっては、先生の権威を振り上げて、言うことを聞かせるというスタイルは時代にそぐわなくなってきています。子供の発達段階に合わせた支援が必要です。
「なんでも話せる」と、「なんでも受け入れすぎる(生徒のいいなりになる)」と言うことは異なると思います。生徒の言いなりになりすぎ、無法地帯のようになって保健室を一旦閉鎖したという学校も実際にはあります。
チーム支援の考えが浸透している学校では、養護教諭の先生になら話せるから、話を聞いてあげてほしいと役割分担を申し出る担任の先生もいます。よく解釈すれば同僚はあなたのことを心配して声をかけてくれたのかもしれません。もしくは、子供に対して厳しく接することが子供のためだという信念を同僚は持っていてあなたと子供の関係を羨ましく思ったための発言かもしれませんね。
他者から見た場合、愛着形成につまずいた子供の言動は、養護教諭に対しても「なめた」言動と映るかもしれません。しかし、養護教諭との真の信頼関係が築ければ本当の意味でなめた言動は取らないと思います。お互いに敬意を持って接する関係を持っていれば子供の発達に必ず良い影響を与えます。なめられる人から尊敬される人を目指したいですね。
現代的健康課題を抱える子供達への支援(文部科学省2019)の中でも児童生徒を支えるために適切に連携し、それぞれの役割を果たすことが重要と言われています。あなたの子供の話をよくきこうとする姿勢は大事なことです。職場の人たちと相談しながら、保健室を運営していきましょう。
 

 

9月のテーマは「色覚検査を全校生徒に実施してもいいの?」

投稿はこちらまで→http://b.ibbs.info/sliper201909/

たくさんのご意見お待ちしています。



教えて達人7月のまとめと8月「なんでも受け入れる養護教諭」

養護実習訪問に来てくれないの?

【SLIPERより】

大学教員による実習校への実習訪問指導は法令上、必ず行かなければならないものではないのですが、実習を引き受けてくれた学校への挨拶、お礼、研究授業の参観や反省会、実習時の課題の聞き取りや問題点の修正などのため訪問するのが一般的です。しかし、地元へ帰省して実習するなど、実習先が大学から遠い場合は大学予算の都合などにより電話等で上記を確認することもあります。また、

実習生を引き受けた東京都の公立小中学校は教育委員会に提出する評価票に大学教員が訪問した日時を記入する欄があるため、大学教員が訪問指導を行うことが望まれています。

実習訪問に行く大学教員は「教職担当」「ゼミ担任」「部活顧問」「実習訪問担当の非常勤講師」など大学により異なります。しかし、どのような専門であっても、実習訪問した大学教員は実習生の様子や面談した教員からの要望などを報告書や実習会議などの場で大学の実習担当者に報告することになっているので、実習の様子は伝わっています。

では、そもそも、どうして実習訪問が必要なのでしょうか?それは、実習中に学生が困難な状況に陥っていたら大学教員からアドバイスをもらえる機会になるからです。また、訪問時に大学教員が学生の保健指導や反省会などに参加すると実習成果や課題を知る機会になるし、養護教諭だけではなく実習校の教職員や管理職と話すことで、学校現場から教員養成大学への希望を伝える場にもなります。これらは、実習後に大学で行われる省察に有意義な情報になります。

実習訪問指導は大学と実習校、実習生と教員の橋渡しができる機会になるので、実習受け入れ校としても大学教員と直接連絡を取ったり、学生を通じて出来る限り訪問日時を調整すると良いと思います。大学教員に学校現場で一生懸命学んでいる実習生を見てもらい励ましてもらうことで、大学と実習校の双方にとって充実した実習につなげていきましょう。

おしえて達人コーナー7月はこちら。

 

8月は、「なんでも受け入れる養護教諭」

 

私は中学校に勤める2年目の養護教諭です。全校生徒は約300人、1日に30人程、保健室への来室者があります。昼休みも来室した生徒で賑やかな保健室です。

なんでも話せる養護教諭を目指して、来室した子供の話をよく聞くようにしています。その様子を見て、ある同僚から、「なんでも受け入れていると子供になめられるよ」と言われました。そして、もっと厳しく接した方が良いとも言われてしまいました。自分では、子供との関係も良好ですし、なめられているとは思っていないのですが、、、。

私はどうしたらいいでしょうか。

 

投稿はこちらから!



「教えて達人」6月のまとめと7月のテーマ発表!

梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

6月のテーマはこちらでした。http://b.ibbs.info/sliper201906/​

スキルラダー研究会のまとめはこちらです↓↓

 

【SLIPERより】
ある特定の学級だけ来室数が多い、ということは統計を取っているからこそわかることですね。今回はそれを保健指導に活かせるチャンスかもしれません。
まずは、来室の傾向をもう少し掘り下げて調べてみてはいかがでしょう。同じクラスの児童が複数で同じタイミングで来るのか、特定の児童の来室が多いなど偏りがあるのか、またどんな理由での来室なのかなど調べ、その上で、特定の児童が挙がるようなら、健康診断の結果、友達関係、これまでの生徒指導上の記録や特別支援の有無、家庭環境などを調べてみましょう。保健室に来室する児童生徒の中には、身体面のみでなく、学習面、友人関係、家庭事情等、様々な訴えを持って相談を求めてくる者も多く、表面的には、頭痛、腹痛、不定愁訴等の身体的症状を訴えながら、内面では、いじめなど心の悩みを持っている状況もあるという指摘※1があります。
また、ただ単に来室数を減らすように担任にお願いするのではなく、同じクラスの児童が複数で来室するなどであれば、担任にどういう状況で複数の来室者が出ているのか、再度確認するとともに、来室児童へ個別に話を聞くことや学級での様子を確かめるためにもその学級へ出向いて授業の雰囲気を確認したりすることもいいかもしれません。
さらに、けがや病気の予防について、簡単な手当ての方法や、セルフケアについてなど直接学級で保健指導することも有効でしょう。
また、学級担任の経験年数が少なく自信がなかったり、学級経営がうまくいっていなかったりするなどの理由で児童の来室数が多くなっていることも考えられます。担任の児童への関わりについてもう一度振り返ってもらうことや児童の最初の訴えをよく聞いていただく、家庭での様子を確認していただくなどもお願いするとよいでしょう。
担任が児童の対応に不安を抱えているのならば、生徒指導会議や特別支援会議でも統計の結果を提示し、養護教諭だけでなく、学校全体でその特定の児童や学級を支援していくことが必要です。


※1 文部科学省ホームページ保健室利用状況に関する調査結果について(2009.4.19)http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t19990101002/t19990101002.html


7月のテーマはこちら↓↓

スキルラダー研究会メンバーは、現職養護教諭3名、大学教員4名です。

実習のことは、いつも話題に上がります。

この機会にみなさんが経験した実習のお悩みも投稿してみてください!

 



教えて達人5月のまとめと6月のテーマ発表

梅雨の時期に入りましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 


では、早速教えて達人5月のまとめです→http://b.ibbs.info/sliper201905/

 

 

【SLIPERより】
「学童保育」は、児童福祉法に基づき、正式には「放課後児童クラブ」1)と言われています。放課後児童クラブの事業の内容・目的は「共働き家庭など留守家庭の小学校に就学している児童に対して、学校の余裕教室や児童館、公民館などで、放課後等に適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る」2)と児童福祉法第6条の3第2項に規定されています。
平成29年5月現在の登録児童数は全国で100万人2)を超えています。また待機児童も2万人2)と需要の高さがわかります。また、小学校1年生の25.7%、2年生の19.2%、3年生の14.0%が放課後児童クラブを利用しています2)。設置場所としては、「学校余裕教室」が28%、「学校敷地内」が24%と、学校内が半数を占め3)、公設民営が45.5%と約半数となっています2)。
このような現状から、質問者さんのような事例はたくさんあるのではないかと考えられます。運営指針1)を見てみると、「事故やケガ、災害時の緊急時に子どもの安全が守られるように、対応方針を作成して定期的に訓練を行う。」や、「子どもの生活の連続性を保障するために、情報交換や情報共有、職員同士の交流等によって学校との連携を積極的に図る。」、「事故やケガの防止に向けた対策や発生時の対応に関するマニュアルを作成し、マニュアルに沿った訓練又は研修を行い、放課後児童支援員等の間で共有する。」、「事故やケガが発生した場合には、速やかに適切な処置を行うとともに、子どもの状況等について速やかに保護者に連絡し、運営主体および市町村に報告する。」などと記載されています。
このように運営指針も出ていることですから、子どもの生活の場としてどのようにするかを、共有している施設の管理者である管理職と放課後児童クラブの長が、運営指針1)にある「マニュアルの作成」について双方で話し合うことが必要になると考えます。また、放課後児童クラブの時間は学校の管理下ではないので、質問者さんの「緊急時以外は診るべきではない」と考えるのは当然のことです。緊急性の高い事故が起こった場合は、教職員がその敷地内にいる限り見過ごせない状況もあるかと思いますので、緊急時の場合はどうするかと言うことも含め、取り決めを定められるとよいのではないかと考えます。

<参考引用文献>
1)厚生労働省「放課後児童クラブ運営指針」
https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11906000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Ikuseikankyouka/0000080763.pdf
2)厚生労働省「放課後児童クラブ関係資料」
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000192611.pdf
3)厚生労働省「放課後児童クラブの基準等について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000037a9p-att/2r98520000037ae0.pdf

 


6月のテーマはこちら→http://b.ibbs.info/sliper201906/
皆様からのご投稿お待ちしています!!


「教えて達人」4月のまとめと5月のテーマ発表!

あっという間に10連休も終わり、本格的に令和元年がスタートしました。

教えて達人も5年目となりましたが、100年続ける勢いで頑張って行こうと思います。

 

4月のテーマとまとめはこちら。http://b.ibbs.info/sliper201904/​

【SLIPERより】
実習は、講義や演習などでは決して経験できない、実際の現場の活動を学ぶ機会です。実習に出るには、事前に学びたいことを明らかにしておくことや学校や地域について事前に学習しておくことが重要であるとテキストには書かれています。しかし、そんな準備を軽く超える、想定外のこと、予想外のことを経験できるのが実習での最大の学びだとも言えます。
教育実習は、かつては教員になるための仕上げの位置付けでしたが、教職実践演習という教職課程の学びを統合する新しい科目ができたことにより、その役割が変化しました。横浜市の教育実習サポートガイドには「リレーで例えるとアンカーではなく、中間走者の役割になります。仕上げではなく、課題や気付き等を大学にバトンパスする、という役割です。」と書かれています。つまり、何かを「教え込む」のではなく、教職に就く上での自分の課題、学校や子どもが抱える課題に「気づかせる」ところに大きな意義があると考えます。
救急処置の方法や身長の測り方の技術は、大学の演習でも学ぶことができます。実習では生の子どもと触れ合い、集団としての子ども、個としての子どもを感じて欲しいと思います。学校を教員側から見た時の感覚の違い、教員の教育への熱い想いも知って欲しいです。こうした経験を通して得た多くの気づきから、「養護教諭になりたい」という夢を強くし、目指す養護教諭像をより具体的にすることが実習の最も重要な意義ではないでしょうか。
そうはいっても、実習生を預かったからには責任が生じますし、「学生を一人前にしなければ!」という使命感を持つでしょう。ただでさえ忙しい保健室の仕事をこなしながらの 実習指導は本当に大変です。指導を担当される先生方には、本当に頭の下がる思いです。養護教諭を対象とした、実習指導のための研修や大学との十分な打ち合わせができるのが理想ですが、現実的には、その時間の確保も難しいのが実情です。だからこそ、数週間で養護教諭の仕事の全てを身に付けさせようと無理をする必要はないのかもしれません。学生自身が「もっと知りたい」という思いを持って帰り、学び続ける姿勢が育まれることをめざしてはどうでしょうか。
教育に携わっている人なら誰しも感じていることだと思いますが、人はやる気がなければ学びは身につきませんし、やる気があれば、自ら学び成長します。スキルラダー研究会でお伝えしている「思いがなければ技術は身につかない、技術がなければ思いは伝わらない」の言葉の通りです。しかも、やる気を削ぐことは簡単ですが、やる気を出させることはとても難しい。せっかく大変な思いをするのですから、実習生のやる気を削ぐような実習だけは避けたいですね。
もちろん、実習生の態度が悪く、やる気が感じられないということもあります。中には、養護教諭に向かないと思える学生がいるもの事実です。態度の改善は、大学の教員に指導を申し入れる必要がありますが、引き受けてしまった以上、やる気のない学生をどれだけ変えられるかというところに目を向けるしかありません。資質のない学生には、そのことに気づかせることも大切です。そのためにどうするのか、そこは子どもの指導と同じです。厳しく指導したり、叱ったりしても、ますますやる気が無くなるだけです。こういう学生の場合には、養護教諭として生き生きと仕事している姿を見せたり、子どもと触れ合う時間を増やしたりするだけでもその学生なりにきっと気づくことがあるはずです。しかし、問題点は実習中に学生に理解できるよう、直接話すことや、記録へのコメントではっきりと伝えましょう。大学に提出する評価表にも、しっかりと改善すべき点と身につけるべき事項を記録してよいと思います。この時、各都道府県で作成されている「教員育成指標」が役にたつかもしれません。新人期にどのような力が身についていればいいのか、学生に振り替えさせる視点となります。(各都道府県の育成指標は、養護教諭大学協議会のHPにまとめがあります。)
ところで、あなたは学生時代、どんな実習生でしたか?私も実習校での子どもたちとの出会いは今でも忘れられません。「子どものためになることをしたい」、心からそう思えたことが、養護教諭の学びを深めるモチベーションになりました。目の前の不真面目な実習生もいつかは「力のある養護教諭になりたい」と思ってくれる日が来るかもしれません。いつどこで人は変わるかわかりません。成長を信じましょう。実習生があなたに感謝する日がきっと来るでしょう。


1)大谷尚子、中桐佐智子編「養護実習ハンドブック(養護教諭必携シリーズNo.4)」、東山書房、2010
2)横浜市教育委員会「教育実習サポートガイド(養護教諭編)」、2018
http://www.edu.city.yokohama.jp/tr/ky/k-center/daigakurenkei/support-guide-yogo.pdf
3)養護教諭養成大学協議会「各都道府県の教員の育成指標の掲載先一覧について」、2019
http://www.j-yogo.jp/index.shtml#admin


 

5月のテーマはこちらです。http://b.ibbs.info/sliper201905/​

 

皆様のご意見お待ちしております。



教えて達人3月のまとめと4月のテーマ発表

皆様こんにちは。新年度がスタートしましたね。気持ちも新たに今年度もまいりましょう!

 

教えて達人3月のまとめです。 http://b.ibbs.info/sliper201903/

 

【SLIPERより】
 学校は、法律に基づき、生徒の健康の保持増進を図るために健康診断を実施しなければなりません。毎年、定期的に行う健康診断は、検査項目や対象学年が規則で決められ、6月30日までに行うことになっています。学校内で日程調整が可能な項目もあれば、学校医等の外部との調整が必要な項目、教育員会が一括して決める学校もあるかと思います。
 また、健康診断の実施後は結果を児童生徒に通知し、必要があれば個別に再検査や治療のお勧めを発行するなど、事後措置をします。さらに、健康診断の結果は集計・分析され、健康指導に活かされたり、国の統計に活用されたりし、大切なデータともなります。そして、健康診断は健康教育の一環であり、自分の生活習慣を考えたり、成長を確認したりする機会でもあります。
 以上のような実施しなければならない法的根拠(*以下参照)や意義を書き加えた健康診断計画表を職員会議に提案するのがよいかもしれません。

また、会議において養護教諭から健康診断計画表の説明がされたあとに、校長から「健康診断は生徒の健康状態を把握するためにも重要な学校行事です。学校行事は学校教育全体で取り組むべきことなので、全員が協力しましょう」や「授業時間に支障が出てしまうことや、授業変更を余儀なくされることはありますので、そこは、先生方、ご協力をお願いします」等と校長に言ってもらうよう、あらかじめお願いをしてもよいかもしれません。
 健康診断である曜日に偏って授業が無くなる等の困りごとが生じた教員個人が対応するのではなく、教務部が学校全体の問題として時間割を調整する方が組織的な対応ができると思います。「授業がつぶされる」は、「このクラスの授業が予定通りに進まなかった」というボヤキだと思って、感情任せに言い返すではなく、会議という公的な場を通して、建設的に、健康診断の意義や根拠を示し、教務部と共に対応してみてはいかがでしょう。
 なお、スムーズに健康診断が行われるには、授業担当から見て、自分の役割が分かりやすく、協力しやすい要項を、まずは養護教諭が作ることも大切かもしれません。
 「すみません」と謝るのではなく、「健康診断が水曜日だから、この水曜日の授業が予定通りに進まなくて、先生も困りますね〜」と言う程度にとどめてみてはいかがでしょうか。先生「も」の「も」は、私「も」この日に実施しないと困る。という意味も込めて。

(*法的根拠)
・学校教育法
第12条 学校においては、別に法律で定めるところにより、幼児、児童、生徒及び学生並びに職員の健康の保持増進を図るため、健康診断を行い、その他その保健に必要な措置を講じなければならない。
・学校保健安全法
第13条 学校においては、毎学年定期に、児童生徒等(通信による教育を受ける学生を除く。)の健康診断を行わなければならない。
・学校保健安全法施行規則
第5条 法第十三条第一項の健康診断は、毎学年、六月三十日までに行うものとする。‥‥‥・
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0100/ 
電子政府の総合窓口 e-Gov(イーガブ) 調べ 

・高等学校学習指導要領解説 特別活動編 2018 文部科学省
第5章の2 健康安全・体育的行事としては、健康診断、疾病予防、交通安全を含む安全指導、薬物乱用防止指導、非常災害の際に備えての避難訓練や防災訓練、健康・安全に関する意識や実践意欲を高める行事、体育祭(運動会)、各種の球技大会や競技会などが考えられる。これらの行事の中には、学校保健安全法や消防法の規定に従って実施されるものもあるが、いずれも学校教育の内容として取り上げられる以上、それぞれのねらいを明らかにし、教育的価値を十分に生かすように配慮することが大切である。〔89頁〕
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/07/13/1407196_22.pdf

 


4月のテーマはこちら http://b.ibbs.info/sliper201904/

 

さまざまなお立場からのご意見お待ちしています。



教えて達人2月のまとめと3月のテーマ

教えて達人の2月のまとめと3月のテーマ発表です。

では、2月のまとめから。2月のテーマはこちらでした。http://b.ibbs.info/sliper201902/

 

【SLIPERより】
養護教諭として整然と正当性を説明しましょう。その子どもにどんなバックグランドがあるか、わかりません。いじめられている、何らかの学校内外でのトラブル、対応している時点ではわからないこともあります。だからこそ、正当なことをしたと説明する必要があります。養護教諭というプロフェッショナルとして、説明責任を果たすべきでしょう。その後のことは、校長先生に引き取ってもらうことが重要だと思います。

子どもが怪我をして、病院に行く必要がある。そして、苦情を申し立てている母親とは、連絡が取れない。父親とは連絡が取れ、許可を得ている。養護教諭は、怪我の状況、保護者との連絡状況を管理職に報告し、管理職の許可のもと、病院へ連れて行った。今回は、切創ということで、救急車を呼ぶ必要もないと判断しており、この対応について、多くの養護教諭、管理職が賛同するのではないでしょうか。今回は、「自分の許可なく病院へ連れて行ったことに腹を立てている」とすると、父親と母親の関係で何かあるのかもしれません。家庭のもつれから、学校にとばっちりが来たことも考えられます。
今回の事例から今後に生かす点を挙げるのであれば、母親の訴えである「自分の許可なく病院へ連れて行った」ことへの学校側の正当性を主張できるようにするため、緊急連絡先の記入を依頼する際には、万が一、保護者と連絡が取れなかった場合は、生命第一で学校の判断で病院に搬送することもあること、留意して欲しいことがある方はお知らせくださいと伝える。連れて行った病院が気に入らなかった場合もあります。綺麗に傷を治したいと希望する保護者は、外科でなく、美容形成外科に連れて行って欲しかったと保護者が望む場合もあります。病院の選択についても、養護教諭の好みで選択しているわけではなく、学校医に相談する、総合病院、救急車などとしていることを説明しておきましょう。
 苦情を申し立てた保護者に対して、校長先生はきっと、状況を説明してくれたと思います。本人が誠意を持って説明しても、それでも母親と平行線ということはあり得ます。
この事例では、女子の怪我の手当てについては最善の対応をしています。「子どもファースト」の対応で、女子の安全安心は守られていますので養護教諭の職務を果たしたと考えていいと思います。

繰り返しになりますが、自分が行った対応にまずいところがあったのであれば反省し、保護者に謝罪も必要になりますが、対応をきちんと行っていた場合は、苦情に臆することなく、プロフェッショナルとして説明責任を果たし、その後のことは校長先生に任せましょう。


3月のテーマはこちら   http://b.ibbs.info/sliper201903/

 

皆様のご意見をお待ちしています。


「教えて達人」1月のまとめと2月のテーマの発表

1月のテーマはこちらでした↓↓

SLIPERからのまとめはこちら↓↓


近隣の養護教諭に尋ねたところ、固形石けん派、泡石けん派、液体石けん(シャボネット・蛇口に取り付けタイプ)派、併用派(固形・泡・液体)があるようです。
【液体石けんが望ましい理由】
学校において予防すべき感染症の解説1)では、石鹸は液体石鹸が望ましい。なお、容器の中身を詰め替える際は、残った石鹸は捨て、容器をよく洗い、乾燥させてから、新たな石鹸を詰めるようにすると記載されています。
児童生徒用手洗い設備及び石鹸等の微生物汚染状況調査2)では、液体石鹸の容器上部・下部は、微生物汚染が低かったことから、手洗い石鹸として網を使用する固形石鹸より、液体石鹸の方が衛生的な取り扱いが容易と考えられた。固形石鹸を入れる網は、材質の種類を問わず、菌数が高く、微生物伝播の要因となる可能性が高いことからその使用は極力避けるべきであると記載されています。
これを鑑みると固形石けんの表面や、固形石けんを入れる網からは多くの菌が検出され、固形石けんの扱いには十分気をつけなければならないことがわかります。石けんは、液体の方が望ましく、液体の中でも泡か、液体のどちらがいいのかは先述の文部科学省や汚染状況調査からは判断できません。
【泡か、液体か?】
液体のうち、泡か液体かについては、先述の記載にもあるように言及されていません。学校の実情にも照らし合わせてみてはいかがでしょうか。
【泡石けんのメリット】
手を洗うためには、石鹸を泡立て使う1)とされていますので、最初から泡の出る泡石けんは、手洗い用の水道の数が少ない学校にとっては、手洗いの時間短縮になる。
【液体石けんのメリット】
洗面台にすでに設置されている液体石けん用の器具を使える。
(洗面台の形式によっては泡石けんの容器を置くことができない学校もあります。)
【予算の確保】
後は予算の確保です。学校で導入を議論する場合、予算も大きな問題になります。これを買って欲しいと予算担当者に言って、「無い袖は振れない」と言われることはよくあることです。今まで通りが一番楽でしょうが、衛生管理の観点から考え、根拠を示して、提案しましょう。その際には、メリット、デメリットを示します。本当に、固形石けんの方が安いのか(固形石けん用網の交換代を入れると高いのでは?)、液体石けんを導入するといくらかかるのか、(初期のコストと毎年継続するコスト)を提示し、交渉しましょう。
【マンネリの打破】
衛生管理の観点が一番大事ですが、子どもの使いやすさ、コスト、管理の手間なども考慮して判断し、石けん変更の目的、根拠を示して、予算やマンネリを打破していきましょう。


1)学校において予防すべき感染症の解説(平成30年3月)文部科学省
https://www.gakkohoken.jp/books/archives/211   P10

2)児童生徒用手洗い設備及び石鹸等の微生物汚染状況調査(平成21年度学校における食の安全に関する実態調査報告書)
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/Portals/0/anzen/kenko/jyouhou/pdf/jittaichosa/H21-09.pdf


さて、2月のテーマはこちら↓↓

 

みなさんだったらどうしますか?

似たような経験はありませんか?

ぜひご意見をお聞かせください!!



「教えて達人」11月のまとめと1月のテーマ発表

11月のテーマはこちらでした↓↓

 

SLIPERからのまとめはこちら↓↓


子どもを心と体の両面からアセスメントできることは、養護教諭の特質のでそれを活かしましょう。あなたはすでに、男児のこれまでの学校生活の様子や母親の話などから、頭痛やめまいの症状の原因が、担任のいうような怠惰ではなく、なんらかの病気ではないかと予想していたのだと思います。それが研修会で「起立性調節障害」を学び、確信に変わったということですね。確かにもう少し早く気づき、動いていれば・・・という後悔の気持ちはわかりますが、今からでも遅くはありません。まずは、改めて心と体の両面のアセスメントから始めましょう。これまでの保健室利用や欠席状況の記録、既往歴を確認しましょう。担任からも、男児の学級や家庭での様子などの情報を集めましょう。それと同時に男児に対して、体調の良い時や午後からなど、登校につなげる提案もしてみましょう。短時間でも学校との繋がりを持つようになることで男児や家族との信頼関係ができ、より詳しい情報が得られるかもしれません。こうした情報を整理した上で、学校医やカウンセラーに相談してみましょう。起立性調節障害や慢性疲労症候群、脳腫瘍などの病気の可能性を否定できない場合、その根拠を示しつつ、担任や管理職に報告しましょう。そして保護者には、まずかかりつけの医師に相談することを勧めましょう。もしも起立性調節障害などの病気の疑いがあるとされた場合は、専門医を紹介してくださるでしょう。身体的な異常はないと判断された時も、精神科やカウンセラーを紹介してくださるかもしれません。場合によっては、事前に養護教諭から医師に状況を伝えた上で診ていただくことが早道になるかもしれません。受診後は改めて、担任、保護者、本人と養護教諭で今後の方針について話し合う機会を持つ必要があるでしょう。心の問題だった場合も、中学校入学を見据え、男児が学校と繋がり続けられる方策を考えましょう。病名や診断名を確定させることがゴールではなく、身体にあらわれる情報を大切にし、心理的な反応が身体を通して表出されることもあることを念頭に置き、少しでも学校に登校できるように支援する、養護教諭ならではの視点で子どもを見ることを大切にしたいですね。


気づくのが遅れても諦めない。こどもの長い一生を考えれば、「もう遅い」なんてことはないと思います!

 

さて、12月のテーマはこちら↓↓

出席停止の証明書、インフルエンザの季節が来ると、必ず直面する問題です。

皆さんの地区ではどのようになさっていますか?

ぜひ教えてください!

書き込みはこちらから→http://b.ibbs.info/sliper201812/

 

 



「教えて達人」10月のまとめと11月のテーマ発表

10月のテーマはこちらでした↓↓

 

SLIPERからのまとめはこちら↓↓


下着をつけない指導がなされていることに驚きました。校内のルールとなっていることに相談者さんが違和感を持たれるのもよく分かります。まずは、保護者はどのような意見を持っているのか、近隣の学校はどのようにしているのか、を聞いてみるのが改善につなぐ第一歩ではないでしょうか。
そもそも、下着の役割として「下着には汗や汚れを吸い取る、身体を快適に保つ、汗を吸い汚れが付着するのを防ぐ、肌を被って体を守るなどの大切な役割があります。特に子どもの時期は、肌触りがよく、汗をよく吸い取り、また洗いやすい、木綿の下着が広く用いられます。木綿は冬も暖かく、皮膚にやさしいので、皮膚病やアレルギーを起こしにくいとされています。」1)とあります。そして、小学校3学年の保健の教科書2)の「毎日の生活と健康」の単元にある「体の清潔(主体の要因)」では、下着をつけることの重要性と清潔な衣服を身につけること、汗をかいたら着替えることが記載されています。教科書で教えていることと真逆のことを、体育の授業で実施させている矛盾を指摘して、教科書どおりの実践へ改善することを管理職に提案してみましょう。
そして、高学年女子への対応として、下着をつける時期や下着の本来の役割等の知識を身に付けてもらうために専門家を招いた授業を行うことも可能になっています3)。しかし、講師をお願いするのが難しい場合は、サポート素材がインターネット上に公開されていますので養護教諭自身が授業を行うことも可能です4)。なにより、二次性徴で胸が膨らみ始めてきた女子児童への羞恥心への配慮として、下着を身に付けることは、人権保護の観点からも必要です。
子どもたちの健康や安全を守るために、保護者の意見や近隣の学校の現状、正しい知識を身に付ける専門家の授業を活用し、管理職を含めた会議などで下着を身に付ける必要性の根拠をもって改善につなげましょう。

1) 公益財団法人日本学校保健会「学校と家庭で育む子どもの生活習慣 改訂版」p100
2) 学研教育みらい「新みんなのほけん3・4年」p11
3)「ワコール ツボミスクール」https://www.wacoal.jp/company/tsubomi/
4)「バイエル 女性の健康教育に関する講師派遣授業 かがやきスクール」
https://www.kagayaki-school.jp/index.html


まずは、子どもの困っていることに気づく力、そして、それを解決するために正しい知識を持って、周りを説得できる力を身に付けたいですね。

 

さて、11月のテーマはこちら↓↓

2学期のお悩みとしてこのような経験を持つ先生は多いのではないでしょうか?

どのように対応されましたか?

ぜひ教えてください。

書き込みはこちらから→http://b.ibbs.info/sliper201811/



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