「教えて達人」6月のまとめと7月のテーマ発表

ネットde掲示板「教えて達人」の更新をしました。

6月のテーマとまとめは以下の通りです。

 

【SLIPERより】

今年3月に足立区立の中学校で行われた性教育の授業が都議会で取り上げられたことは記憶に新しいと思います。指導要領に記載がない妊娠の経過と避妊を扱ったことが問題視されました。
性教育は以前からこうした「寝た子を起こすな」的な議論が繰り返されてきました。しかし、現場にいると相談の中にもあるような「寝ている子などいない」実態を日々目の前にすることになります。『早く正しい教育を!』と焦らずにはいられないお気持ち、とてもよくわかります。
性に関する知識や行動には個人差が大きいことが、議論を生む原因の一つでしょう。このように緊急性の高い状況では、リスクの高い生徒を集めて指導を行う方法も有効かもしれませんが、今はリスクの高い子供が見えにくくなっている時代です。全ての子どもが義務教育のうちに得ておくべき知識を学習できるよう、系統的に進める必要があります。しかし、これまで実施されていなかった性教育を実施するためには、準備が必要です。いくつかポイントをあげてみます。

・これまでの性に関する指導や保健学習の実施状況を把握する
→性に関する指導がどのように行われ、生徒がどの程度理解しているかを把握する。
・教員や保護者は、子どもの現状をどう理解しているのか
→養護教諭として把握した事例をもとに、性に関する問題の現状と教育の必要性を訴えかける。
・教えるべき内容を検討する
→学習指導要領にない内容でも、現実的な課題を解決するためであれば、学級活動の保健指導として取り上げることが可能である。しかし、いきなり避妊や性感染症を取り上げるのは、教員や保護者の反感を買うことになりかねません。、男女交際や自分を大切にすることのようなコミュニケーションに関する教育から始め、子どもや保護者、教員の反応を見つつ進める。これまでに性に関する問題行動があった生徒や虐待経験のある生徒などにも配慮し、内容をよく吟味する。
・教員や保護者の理解を得る
→学校内のみでなく保護者の理解も大切となる。保健だよりなどで教育の内容や意図を丁寧に伝え、家庭内でも話題にしてもらうきっかけづくりをする。
・教育の方法を検討する
→先ずは、ハイリスクの子どもへの相談体制の整備などの個別指導を充実させる。それと同時に、交際マナーや自分を大切にすることなど、今できる性に関する指導を全体にも実施できるよう進めていく。個別と集団、両方への指導体制を考慮することが大事。
個別に子供が学ぶことができるよう、信頼できる情報源(書籍やインターネットのサイト)を占めることも役に立つ。
集団指導については、保健行政で取り組んでいる思春期教室などの枠組みを利用することもできる。その際には、他校での実績のある外部講師などにお願いする方法もとることできる。しかし、その場合は十分に打ち合わせを行い、学校の実態や課題を伝え、目的を共有しておくことが必要。
・教育が定着するような体制づくり
→1回の授業で終わらせない工夫が必要。その後も学校全体で支援をつないでいけるよう、定期的に学級で性について話し合う機会を持ったり、保健室でミニ講座や相談活動を行ったりなどの取り組みを学校全体で進める。

「子どもの心と体を守るために必要な指導をしたい!」という思いは素晴らしいと思います。大切な問題だからこそ、正しい知識がしっかり子供たちの力となって身につくよう、時間をかけて準備をし、確実な取り組みにつながっていくといいですね。


7月のテーマはこちら

皆様からの投稿をお待ちしております!



「教えて達人」5月のまとめと6月のテーマ発表

今回の5月のテーマは健康診断の事後措置についてでした。

皆さんも結果のお知らせを出しているところではないでしょうか?

 

5月のテーマはこちらでした↓↓

スリッパからのまとめがこちらです↓


【SLIPERより】
ここで、今相談者さんが問題としているのは、
)寨茲蝋三紊妨〆嵯覯未鯏舛┐討ら総合的に判断してお知らせをだすべきではないのか?
検査から長く経ってしまうと場合によっては症状がその間に進んでしまうのではない
か?
という二点ではないでしょうか。
まず、,砲弔い討蓮健康診断の結果は、6月30日までに行い、21日以内に結果を通知する(学校保健安全法施行規則)、項目ごとまたは終了した項目をまとめて通知するとともに、総合評価を学校医と相談の上、通知することが望ましい1)とされていることから、原則として検査結果は学校医に伝え、総合的な判断が必要と言えます。
しかし、今回のように2カ月以上も期間が空いてしまうような場合は、△里茲Δ烹殴月も放っておいていいものだろうか、と心配になってしまいますね。そこで、スリッパメンバーがお世話になっている学校医さんに、伺ってみました。すると、別々に出しても構わないということでした。
各校の実態に合わせて学校医と相談しながら、臨機応変に対応してよいと思われます。基本的に健康診断はスクリーニングですので、異常が見つかっても、自覚症状はなく、検査結果の通知を急ぐ必要がないものがほとんどです。しかし、緊急性が高いと思われる場合、眼科や耳鼻科等の感染性疾患が疑われる場合、視力のように学習に影響がある場合は、早期の対応が必要となります。
加えて、各学校の行事との兼ね合いをみながら、健康診断の日程を決める際、可能な限りで検査と検診を近い日にするということも事前準備として必要なことですね。
1)児童生徒等の健康診断マニュアル 平成27年度改訂 日本学校保健会


 

6月のテーマの発表です!↓↓

 

性についての問題行動は時代とともに形を変えつつもずっと続いています。

子どもを守るために教育はどうあるべきなのか、一緒に考えて見ませんか?

 

 

 

 



「教えて達人」4月のまとめと5月のテーマ発表

健康診断シーズン真っ最中ですが、皆様、悩んでいませんか?

「教えて達人」でも、5月は健康診断にまつわるお悩みを取り上げています。

ぜひ、書き込みしてくださいね。

 

まずは4月のテーマとまとめから。

 

4月のテーマはこちらでした↓↓

http://b.ibbs.info/sliper201804/

そして、SLIPERのまとめはこちら↓↓


職場環境が変化する中での漠然とした不安や焦りは、誰でも経験するのではないでしょうか?特に大規模校から小規模校への異動は、保健室経営も当然変化しますし、校務分掌も多くなったりして戸惑うことも多くあると思います。今回の質問者さんの悩みは「周りが経験して成長していることに対する不安」なのですよね。まずは、自分の不安を整理して「不安を見える化」してみましょう!
「来室が少ない」「これといった問題がない」とありますが、来室が少ない理由を分析してみましたか?少ない理由として学校内の体制が整っていることや、家庭の状況の落ち着きといったことが背景としてあるのではないでしょうか?もしそのような状況であれば、健康診断結果から子どもの健康問題を見つけ教育を行っていくことや、予防教育も行うことができます。小学校ですから家庭との連携も重要になりますし、保護者を巻き込んだ健康教育も可能ですよね。更に進んだ指導が可能と言うことです。
そして、来室が多いと目の前の仕事に追われがちで、余裕がなくなることもあります。来室が少ないのを強みにし、「保健室から出て教室での子どもの様子をみる」「多くの校務分掌を経験することで学校全体がみえる」ということも可能になるのではないでしょうか?
「経験ができないと学びにつながらない」と感じているようですが、専門誌などに各種研修会・勉強会があるので積極的に参加して学びを深めていくことや、周りの養護教諭の経験をシェアして自分の学びにつなげ、一緒に解決策を考えることで力をつけていくのもよいですね。ぜひラダーの「自己研鑚」を参考にしてください。
不安に思うこと、解消できるように改善していくことが次のステップにつながります。がんばりましょう!


 

5月のテーマはこちら↓↓

http://b.ibbs.info/sliper201805/

 

忙しい時期ですが、みんなで意見交換しあって、なんとか乗り越えましょう!

 

 

 

 

 

 



「教えて達人」3月のまとめと4月のテーマ発表

新年度が始まりました!

スリッパメンバーも新たなチャレンジに挑んでいます。

チャレンジは苦しいけれど学びもたくさんあります。

そう思うことにして、一歩づつ進んでいます。

 

さて、教えて達人の3月のまとめと4月テーマの発表です。

 

3月のテーマはこちらでした↓

http://b.ibbs.info/sliper201803/

SLIPERのまとめはこちら↓

学校保健安全法には、学校における感染症の予防に関する規定があり、その主となるものは、出席停止と臨時休業である。その目的は、感染症の拡大防止にある。校長は、学校において予防すべき感染症にかかっている、かかっている疑いがある、またはかかるおそれのある児童生徒等に対して、出席を停止することができる1)とされています。そのため、今回の相談内容のように医者にいかなくても、校長は「かかっている疑いがある」「かかる恐れがある」ということで出席を停止することができます。
しかし、現実のインフルエンザの出席停止の運用方法はどうでしょうか。
産経ニュースインフルエンザ治った証明書「要」「不要」なぜ分かれる学校の対応http://www.sankei.com/life/news/180317/lif1803170001-n1.html(2018.3.17)という記事が出ています。これは、証明書の提出を求めない学校もあるという記事です。
このことから全国的に見ると医師からインフルエンザと診断され、医師からの証明書を提出した子どもに対してのみ、校長が証明書を根拠に出席停止としている訳ではないということが理解できます。
学校保健安全法の運用上は、医者に行かなくても学校長が出席を停止させることができます。
ほとんどの保護者は、子どもが発熱しインフルエンザが疑われる場合、休んで早く治って欲しい、他の子どもにうつしたくない、と考え、出席停止の制度を受け入れます。しかし、今回の保護者は、学校に行かせたいと考えているのですよね。なぜ、「病院に言っても仕方がない」と考えて、早く学校に通わせたいのかを掘り下げる必要があります。「仕方がない」のは、経済的に困窮していて病院に行くお金がないのか、仕事が忙しく病院に連れて行くことができないのか、仕事が休めず家に子どもを置いて置きたくないのか、病院には行かずとにかく自然治癒を好んでいるのか、子どもを可愛いと思えず病院に連れて行きたくないのか、勉強が遅れるので早く登校させたい、などなどが考えられますね。保護者にはゆっくり休ませたいけど、休ませられない理由があるのかもしれません。
今回の保護者は、「出席停止にならなくてもいい」と返答していますが、感染防止の目的で無理して登校しないことを伝える必要があるでしょう。しかし現実には、「登校させないでほしい」というメッセージが「登校させるな」と強く伝わってしまうと思わぬ保護者とのトラブルになりかねません。担任が説明し、保護者の了解が得られない場合は、養護教諭の出番だと思います。保健専門職として、養護教諭から母親に連絡をして事情を説明しましょう。
それでも、色々な家庭の事情で、無理して登校させる保護者は現実にはいます。その場合でも一番にその登校した子どもおよびクラスの子どもたちの健康・安全を守ることを考えなければいけません。病院に行く、行かないは保護者の判断になりますから、病院に行くことを勧めつつも、絶対に病院に行かなければ学校にきてはいけないということはできません。(学校長が出席停止を命じれば別ですが)体調が良くなるまで無理して登校しないでくださいとあきらめずに伝え、それでも、登校してきて、体調が悪い様子が少しでもあればすぐに早退させましょう。ただ保護者によっては迎えに来ることができない場合もあります。その場合は、他の子供との接触が避けられるよう教室で過ごさせず保健室で保護者が迎えにくるまで待たせましょう。その際も1時間しか休養させられない(多くの保健室は休養の目安は1時間となっている)と四角四面にルールを運用せず保護者の想いをくみとって接することが現実的だと思います。

1)学校において予防すべき感染症の解説 (文部科学省)


そして、4月のテーマの発表です↓

http://b.ibbs.info/sliper201804/

一人職だからこそ感じる焦り、皆さんも経験あるのではないでしょうか?

アドバイスをぜひ書き込んでください!

 



「教えて達人」2月のまとめと3月のテーマ発表

卒業式シーズンですね。

養護教諭の皆様は、成長した子どもたちを送り出すのは、寂しくもあり、嬉しくもあり・・・。

そんな複雑な気持ちを味わう季節ではないでしょうか。

 

さて、教えて達人の2月のまとめと3月のテーマ発表です。

 

2月のテーマはこちらでした。

http://b.ibbs.info/sliper201802/

【SLIPER】からのまとめは以下の通りです。

心身の健康面に働きかけることは養護教諭の職務であり、あなたの気づきはとても重要な視点だと思います。
中学校や高等学校に比べ、小学校では髪の色やピアスなどに対し、寛容なところが多いようです。中高生では身の回りのことは生徒自身の責任になりますが、小学生はまだ親の責任の範囲が大きいという考えがあるからでしょう。つまり、小学生と中高生では問題の意味が別のところにあります。中高生の校則に反する身なりは、生徒指導上の問題となります。それに対し、小学生では親の育った環境、考え方、子育て方針からくる、親の価値観のあらわれです。
身なりは「みんなと違う」という理由でいじめにつながる可能性もある問題です。慎重に取り組みたいですね。
昨今の親世代の規範意識や子育て能力の低さは問題視されています。身なりは、親の教育力の低さの現れと考えられる場合もあるでしょう。これからの学校は、親の教育力が低い場合、親を指導する役割も担って行くべきだと考えます。
そこで、まず、現状と背景を把握してみましょう。

・起きている具体的な健康問題は何か?または、起きそうな予測される具体的な健康問題は何か?
・本人はどう思っているのか(本人も茶髪・ピアスをしたいのか、親にされられて嫌なのか)。
・本人を取り巻く周囲の児の反応(アイツだけカッコつけてるなど)はどうか。
・他の保護者はどう見ているのか(地域でも浮いている家庭なのか・・)。

相談者の方は、毛染め、パーマ、ピアスなどの身体への危険性が気になっているとのことです。養護教諭として健康との関連から情報発信することは、親に必要な情報を与えるために必要でしょう。なかには健康への害という視点に気づいていない親もいるのではないでしょうか。毛染めパーマなどの健康への影響については、以下の本がよく知られています。
しかし、国際化が進み、多人種・多文化の子どもが学校にいる今、ピアスや毛染めが、その国のオシャレ、つまり身だしなみであったり、宗教上の理由であったりする場合もあります。保護者との面談の際には、こちらが捉えた健康問題を一方的に指導するのではなく、保護者の背景にある文化や価値観を尊重しつつ、気持ちを汲み取るようにしましょう。
こうした指導を行うにしても、校内の共通理解が必要になると思います。「校長が保護者の自由」と言っていても健康問題や周囲の児童からあきらかに浮いているなど、いじめの兆候があれば、学校全体で取り組むべき問題になります。現状を把握、分析した上で、自分の考えを管理職に伝えてみてはいかがでしょうか。

*岡村 理栄子(2016), おしゃれ障害 子どものうちに知っておきたい! (健康ハッピーシリーズ), 少年写真新聞社


 

そして、3月のテーマの発表です。

http://b.ibbs.info/sliper201803/

 

皆さんの悩んだ経験やご意見など、お待ちしています!



教えて達人12月のまとめと1月のテーマ発表

平成30年が始まりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

教えて達人の12月のテーマはコチラでした。http://b.ibbs.info/sliper201712/

【SLIPERより】
子どもが学校管理下でケガをしたとき、特に2番の投稿者が書いてくださったように、一度にいくつものケガをしてしまったら、何科を優先して受診したらよいか迷いますね。
質問にあった巻き爪は外科、皮膚科、形成外科、じんま疹は皮膚科、内科、めまいは耳鼻咽頭科、神経内科、脳神経外科の受診が一般的です。また、深いすり傷の場合は外科ですが、捻挫、打撲、骨折などが疑われる場合は外科の中でも整形外科、顔面の骨折や大きな火傷などの場合は形成外科を受診するのが推奨されています。小さな傷や浅い傷、軽度のやけどなどは皮膚科でも診てくれます。
しかし、3番、4番の方の記載にあるように、地域にある病院の診療科や医師がどの範囲まで診察しているのかが受診病院を決めるポイントになると思いますので、他校の養護教諭や保護者からの地域の病院に関する情報収集を行うと良いですね。
東京都では医療機関案内サービス「ひまわり」(http://www.himawari.metro.tokyo.jp/qq/qq13tomnlt.asp)で、都内の医療機関の検索や電話での相談を24時間受け付けています。また、東京消防庁救急相談センター(http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-kyuuimuka/guide/main/index.html)では「#7119」の電話番号で、救急車を呼ぶべきか?自分で病院にいくべきか?など迷った時に医療チームに相談でき、緊急性に応じてそのまま救急車を手配したり、医療機関を紹介してくれます。
また、区市町村の健康課などに問い合わせると、症状から何科を受診したらよいか案内してくれたり、電話番号やシステムが違っても地域の消防署などに相談窓口を設けているケースもあります。自分の住んでいる地域に同様のサービスがないかも調べておくと、受診科を迷ったときに役立つと思います。
 


1月のテーマはコチラ http://b.ibbs.info/sliper201801/

 

皆様のご意見、おまちしています。

(加藤)



教えて達人8月のまとめと9月のテーマ発表

9月になり、急に涼しくなっていますね。気温の変化についていけません…。皆様はお風邪など召されていませんか?

 


8月の教えて達人のテーマはコチラでした↓http://b.ibbs.info/sliper201708/

【SLIPERより】
薬物乱用は、その本人だけの問題ではなく、社会全体の問題であることから、文科省から「薬物乱用防止教育の充実について(通知)」が出ています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1297196.htm
また学習指導要領でも、取り扱うようにされています。よって、根拠となる通知や答申などを示した上で、管理職のからの協力を求め、可能であれば、同じ地区内の近くの高校の養護教諭から薬物乱用防止教室を実施しての効果が分かるような生徒の感想の資料を頂き、提示し、保健体育の授業やHR活動ではなく、なぜ薬物乱用防止教室が必要か、職員会議等を通して説明してみると良いと思います。
「保健教育」ステップ2集団への働きかけ4にあたります。
薬物乱用防止教室を開催するに当たっては、まずは学校薬剤師に相談してみる。そして、近隣の警察に相談するなど専門家の力を借りるのが良いと思います。薬学部のある大学でも講師派遣をしてくれるところもあるはずです、相談してみましょう。
「保健教育」ステップ3の集団への働きかけ6にあたります。
だからと言って講師に丸投げするのではなく、生徒の実態などに応じて、希望する話の内容を校内できちんと検討した上で講師に伝え、講話の時間内で教員からの話も交え、講師と教員が一緒に指導をするという姿勢も大切です。一度きりの講演で終わるのではなく、その講話内容を踏まえた保健の授業や、HR活動に繋がるようにすることも効果的です。
前年度のうちに予算計上し、学校保健計画に組み込み、保健の授業だけでなく、専門家や保護者、地域ぐるみの活動に発展させると、なお薬物乱用問題の深刻さと社会における取組の重要性を実感してもらえるのではないでしょうか。
「保健教育」ステップ4の集団への働きかけ2にあたります。

 


9月のテーマはこちら↓http://b.ibbs.info/sliper201709/

みなさんのご意見、お待ちしています!

投稿はコチラから・・・ http://b.ibbs.info/sliper201709/

 

(加藤)

 



教えて達人7月のまとめと8月のテーマ発表

夏休み、猛暑が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか?

また、豪雨の被害があちこちで発生しており、とても心配です。被害に遭われた方におかれましては心よりお見舞い申し上げます。

 

7月の『教えて達人』のテーマはこちらでした↓ 

http://b.ibbs.info/sliper201707/

【SLIPERより】
 このような状態で今まで熱中症が出なかったのはラッキーだっただけです。近年の日本は温暖化し長くて暑い夏が続いているし、子どもたちの体もエアコンに慣れて暑さに弱いというように変わってきていることを熱中症への理解が不足している教員たちに根気強く伝えていくことが大切です。また、その際に基準値を超える暑さの中で運動を行うことの危険性を事例やデータなどを用いて伝えていくことも必要でしょう。

学校によっては、体育や部活動の時間のみならず、朝のホームルームで保健委員が天気予報を利用して注意喚起をしたり、職員朝礼で保健主事が考査後の体力低下時に運動を行う危険性について注意喚起などを行うなどの取組みを行っています。
また、場合によっては学校薬剤師に安全な運動環境について助言していただいたり、下記のようなサイトを参考にして、熱中症の危険を予測して運動を行うことを繰り返し伝えていきましょう。

 環境省の熱中症予防情報サイト http://www.wbgt.env.go.jp/
 環境省の熱中症予防声かけプロジェクト http://www.hitosuzumi.jp/
 気象庁の高温注意情報http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/data/kouon/index.html
 消防庁の熱中症情報 http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html

でも、危険性を重々承知した上で、熱中症を鑑みながら体育や部活動を継続する場合は、体育館に乾球温度計、湿球温度計を用意し、常に温度のチェックを行い、水分補給や休憩の取り方をアドバイスして徹底していかなければなりません。そして、体調に異変が見られたら、体育や部活動を止めるという勇気を子どもたち自身が身に付いていけるような指導を行いましょう。
 


8月のテーマはこちら↓

 

あなたの投稿をお待ちしています!

投稿はこちらから→ http://b.ibbs.info/sliper201708/

 



教えて達人6月のまとめと7月のテーマ発表

6月のテーマはコチラでした↓

http://b.ibbs.info/sliper201706/

まとめはこちら↓↓


【SLIPERより】
 子どもが学校に来たいと思っていることをつかめている、これは、お子さんとの間にきちんと信頼関係が築けている証拠で、支援の第一歩だと思います。健康相談のスキルラダーのステップ2「子供の会話からニーズを把握できる」にあたります(参照:健康教室9月号.p54-60)。現状を変えていくためには、さらに高いステップのスキルが求められます。ステップ3「子どもの家庭環境や文化的背景を理解し、多機関と協働してチームとして支援できる」、「困難な健康課題を持つ子どもに対して支援計画を立案できる」を目指します。そのためには、こんなことから始めてはどうでしょうか。

・校内委員会を直ちに立ち上げてもらう。そのために、子どもの状況をまとめ、支援の必要性を明確にする。
・B君の生活時間を聴取し、夜更かしがないか、食事は摂れているかを確認し、朝起きられる習慣作りのポイントを探る。
・スクールソーシャルワーカーと、保護者への接触方法および支援の方向性を相談する。
・経済状態、これまでの生活の様子を民生委員と情報交換し、福祉関係の支援の必要性の有無を検討する。
・姉が通っており、進学先ともなる中学校と情報を共有する。
・朝の時間に学級でドッジボールをするなど、遅刻を防ぐために学級集団ができる方策を提案する。

ネグレクト、虐待も視野に入れ、子どもの話を丁寧に聞き、子どもの生活環境に適した支援計画を作成することを目指します。
小学校卒業後も継続した支援が必要な家庭だと思われます。子どもの将来までを見据え、必要な支援が継続して受けられる体制作りをするための連携・調整ができる力をつけましょう。


7月のテーマはこちら↓
投稿はこちらからどうぞ→http://b.ibbs.info/sliper201707/
あなたなら、どうしますか?
皆様からのご意見、お待ちしています。


「教えて達人」5月のまとめと6月のテーマ発表

5月のテーマはこちらでした↓↓

http://b.ibbs.info/sliper201705/

まとめはこちら↓↓


【SLIPERより】
ここでポイントになるのは、公平性と緊急性です。
公平性の側面で考えた場合、全体の奉仕者であるべき教員が個人的な連絡先を伝えることは、特定の個人を特別扱いしたと受け取られるようなことにもなりかねません。筆者の周囲でも聞いてみますと、ラインやメールなどの個人的な連絡先のやり取りは禁止になっている学校が多いようです。しかし、部活動顧問や担任教員は緊急連絡用として連絡先を教えている場合もあるようです。いずれにしても、連絡先を教えることは十分な配慮と慎重さが求められるものです。
またこの件とは離れますが、かつて、LINEを通じたわいせつ事件が問題となったこともあり、教師と生徒間のメールなどによる私的連絡は禁止とした県や管理職による承認や保護者の同意が必要とされた県もあります。「教育公務員特例法」にもある通り、公序良俗に反する行為は公務員としての信頼失墜行為にあたります。「スクールハラスメント」防止に関わる団体によれば、子どもと教師との関係を「密室」に置かないことが大切だと指摘しています1)。
そして、緊急性という側面から考えた場合、まずは休日や夜中などにも緊急的に対応しなければいけないような家庭の問題について、その背景を探り、家庭も交えた話し合いやD男へのカウンセリングが必要でしょう。さらに何らかの方法でD男と連絡をいつでも取れる状況を作っておくことは必要ですが、養護教諭が個人的に連絡先を教えることは適切とは言えません。そこで、学校にはいつでも連絡してきてくれて構わないし、頼っていいけれど、学校のきまり・個人的なポリシーから連絡先を教えることはできない旨を伝えることがよいでしょう。
今回の件では、数日にわたる家出をしていることから、今後はD男を犯罪に巻き込まないためにも捜索願を警察に出すなど関係機関と協力した対策を保護者と話し合っておくことも必要になってくるでしょう。

1)岸井謙児「問われる教師の倫理観、生徒との「LINE禁止」は必要か?」JIJICO,
{emj_ip_}http://jijico.mbp-japan.com/2015/01/26/articles15226.html 2017.4.15確認


6月のテーマはこちら↓↓

投稿はこちらからどうぞ!→ http://b.ibbs.info/sliper201706/ 

皆様のご意見、お待ちしています。



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